チェコでは、幼稚園のころからちょっと驚くような行事があります。
自由参加ではあるものの、なんと4泊5日の課外授業。
いわゆる“合宿”みたいなもので、みんなで森に行ったり、自然の中で過ごしたりします。
しかも早い子だと、まだ3歳。
え、3歳で?と思わず二度聞きしたくなるけれど、
本当に、いきなり4泊5日の旅に出るんです。
チェコでは、幼い頃から「自立」をかなり大事にする傾向があって、
いわゆる“学校外学習(シュコラ・ヴィ・プリーロジェ=自然学校)”のような合宿もわりと一般的。
森に行ったり、自然の中で過ごしたりするのも、
「子どもは外で育つもの」という価値観が強いからなんだそう。
出発の日。
バスの前では、やっぱりドラマがあります。
不安で泣き出す子。
それを見て、ぐっとこらえながら送り出すお母さん。
「ああ、大丈夫かな…」
そんな空気が流れていて、見ているこっちまで胸がきゅっとなる。
バスが出発して、ゆっくりと見えなくなっていく――
……その直後。
「はぁーーー、やっと行ったわ!」
さっきまでの空気はどこへやら、
お母さんたちの顔が一気に明るくなる。
「で、これからどうする?」
「久しぶりにビールでも飲みに行く?」
「いいわね、ゆっくりできる!」
めちゃくちゃ元気。
さっきの涙、どこ行った?っていうくらいの切り替え。
でも、この感じがすごくチェコっぽい。
子どもは子どもで、外でなんとかする。
親は親で、その間ちゃんと自分の時間を楽しむ。
このバランスが、なんだかちょうどいい。
――とはいえ。
うちの場合は、そんなにスマートにはいきません(笑)
娘は4歳のときに初めて参加しました。
アトピーもひどいし、夜泣きもまだあるしで、
正直なところ「いや、これ無理じゃない?」と思っていました。
できれば行かせたくない。
でも先生が一言。
「大丈夫!泣く子は泣くから!」
……いや、うちのは“夜泣きも号泣系”なんだけど、と思いつつ。
旦那がそこはちゃんと説明したものの、
「子どもたちと過ごす夜は家とはまた違うからね!
明らかに無理だったら電話しますから、参加させて!」
と、ものすごい前向きな圧。
まあ、そこまで言うならと参加。
結果。
まさかの、全工程クリア。
少しは泣いたみたいだけど、なんとかやりきったようです。
毎晩、泣いてないか、眠れてるか、
親のほうがずっとソワソワしていました。
そして翌年、5歳。
今度は何が起きたかというと――食事問題。
どうやら口に合わなかったらしく、
本人いわく「まずくて吐いた」。
それを聞いた先生は、
「吐いた=これは一大事!!
お嬢さんは体調不良です!お迎えに来てください!」
ということで、
2泊目にして、まさかの自宅へ強制送還。
さらに小学校1年生。
仲良しの女の子が一人もいなくて、
学校から送られてくる写真を見ると、
娘だけ少し距離があって、なんだかつまらなさそうな顔。
見ている親としては、なかなか切ない時間でした。
本人も「今年は絶対に行かない!」と断固拒否。
今年は参加しない方向で考えていたのですが――
よくよく聞くと、
娘だけが行かないらしく
その間は娘だけ別クラスに行くことになるらしく。
それを知った娘が、
「行きたくないけど……行く」
と。
去年は意外と不参加 が多くて
クラスはそのままで軽めの授業をしてたみたいです。
そんなわけで、来月また参加が決定しました。
正直、親としては去年よりも少しでも楽しく過ごせたらいいなと、
心から願っています。
クジャクを見に行ってきました。


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