バルセロナの海

ワインバーを後にして待ち合わせの市場に到着すると、私を待ちくたびれた義理の両親、旦那、娘の4人は、すでに近くのレストランに入ってサクッと食事を済ませていました。

すると旦那が、開口一番「このマーケットには生牡蠣がない!!」などとブツブツ愚痴をこぼし始めたのです。

いやいや、そんなわけないでしょ。ここはバルセロナの市場ですよ?
「あるよ!ちゃんと見てないからだよ!」と、
視野の狭い旦那を引っ張って、私が生牡蠣を扱うビストロへ。

無事にツルッと美味しい生牡蠣にありついたのですが、ここで 義父さんが、「人生初の生牡蠣」にバルセロナで初挑戦してくれたのです……! 文句も言わず、異国の地で未知の貝に挑んでくれるなんて、お義父さん、意外と冒険心ある!笑


まあ、1個だけでしたけど。

美味しいかは別にして
生牡蠣を食べたということに満足しておりました。笑

そのまま徒歩でバルセロナの海辺へと移動します。

バルセロナ滞在中、私たちはとにかく暑い中を「これでもか!」というほど
歩き回っていました。



3代の後ろ姿。
旦那のなで肩はお母さん譲りですね。

ちなみに、先ほど生牡蠣に初挑戦したうちのお義父さんですが、普段は「チェコの広大な小麦畑の景色」が何よりも大好きな人。 「別にどこにも旅行なんて行かなくても、家と庭があればそれでいい」という方なのです。

旅行中、文句ひとつ言わずにみんなに付いてきてくれましたが、果たしてこのバルセロナの大混雑を楽しいと思っているのかどうかは、嫁としては最後まで永遠の謎でした(苦笑)。でも、初めての生牡蠣を食べてくれるくらい、本当にお優しいお義父さんです。

美しいビーチに到着し、ゴロゴロと寝そべって波の音を聞いている時間はまさに至隔。 ……なのですが、さすが世界有数の観光地。ビーチに寝そべっていると、次から次へと「タイマッサージいかが?」「髪の毛の編み込み(コーンロウ)やらない?」と、物売りやサービス勧誘の人たちが怒涛の勢いで声をかけてきます。

ここで、突然旦那が「娘にあの編み込み、やってもらえば!?」と言い出しました。

いやいや待って。私は知っている。 あの手のアフリカ系の編み込みは、彼らの強靭な髪質と頭皮の強さを基準に編み上げるもの。それ以外の人種がやると、頭皮が引きちぎれるほど痛いという話を、以前何かで読んだことがあったのです。

「あれ、絶対に痛いよ。やめときな」と私は全力で止めたのですが、さっき生牡蠣を見つけられなかった男チーム(旦那&義父)はまたしても聞く耳を持たず、娘も「やりたい!」とノリノリ。そこまで言うなら……と、見守ることにしたのですが。

案の定、地獄が始まりました。



編み始めて数分、娘の顔からみるみる余裕が消えていきます。 「……痛い」

何度も「もう少し緩めに編んで!」と頼むものの、施術するお姉さんも普段のパワーが染み付いているのか、加減が難しい様子。結局、娘は目からポロポロと涙を流し、泣きながら激痛に耐える羽目になりました。

だから言ったのに!!!!(心の叫び)

時間にして20分ほどだったでしょうか。頭皮を限界まで引っ張り上げられたファンキーな髪型が完成。泣いていたくせに、終わってみれば「可愛い!」と本人はご機嫌モードに戻っていたので、まぁ良しとしなければ……

【※恐ろしい後日談】 チェコに帰ってきてからこの編み込みを解くのが、本当に、本当に大変でした。頭皮が引っ張られすぎたせいか、娘の髪の毛がごっそり抜け落ちたのです……。 結論、アジア系の髪質のお子様には、ビーチの編み込みは基本的にはお勧めしません。。。






 やがて、ビーチは最高の夕暮れ時に。 目の前に広がるマジックアワーの海を見ながら、波打ち際でディナーを食べるという、これ以上ないロマンチックなシチュエーションがやってきました。

本来ならここで美味しいスペイン料理を堪能するはずだったのですが……

私、昼間に調子に乗って飲んだワインが残りすぎていて、胃が完全に終了。 目の前のご馳走を前に、1ミリも何も食べられないという大失態を犯してしまいました。
年々、確実にお酒に弱くなっているのを実感して悲しくなります。。。。。



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