秋の行事 キノコ狩り

チェコの秋といえばキノコ狩り(Houbaření)ですが、正直今の時期はもう遅いです。

朝晩の冷え込みも厳しくなって、すっかり季節も進んで森の中は紅葉、落ち葉が積もっています。普通に考えて、もうまともなキノコなんて生えていません。

……なのに、中途半端に寒い日曜日、何もすることがなく
娘と行ってきました。近所の森へ。




案の定、成果はほぼナシ。知ってました。WWW

だけど、この極寒の森で一番驚かされるのは、キノコが採れないことではありません。

「こんな寒くて時期外れの森を、相変わらず大真面目に徘徊しているチェコ人たち」の存在です。

カゴとナイフを手に、凍えそうな寒さの中で目を皿のようにして地面を見つめる暇なチェコ人たち。

もうシーズン終了してるでしょ。 絶対にもうないって分かってるでしょ。

だけど彼らは森に通うのです。もはやキノコを採りに行くというより、「秋になったら森を徘徊しなければならない」という呪いか宗教にでもかかっているんじゃないかと思えてきます。

そして何より恐ろしいのが、チェコの「キノコ英才教育」です。

うちの9歳の娘も、漏れなくこの英才教育を受けています。仕込み手は父親であるダンナと、お義母さんです。

親子二代で「どれが食えて、どれが毒か」を幼少期から娘の頭に徹底的に叩き込んでいます。森に入れば、大人が迷うようなキノコを見ても即座に識別してみせる我が子。

しかも、娘は

「あっちにキノコが生えてるにおいがする!!!」とか言い出し。
匂いでも探せるように仕込まれているようです。

あるのは毒キノコのみ~~~


算数や国語の前に、まずは毒キノコの知識を継承させていくチェコの血脈。異国出身の私から見れば、もはや秘伝のサバイバル技術の伝承にしか見えません。

寒さに震えながら無駄に森を歩き回り、すれ違うチェコ人(とキノコハンターとして着々と育つ娘)の眼光を眺める。

キノコは収穫できませんでしたが、チェコ人のキノコに対する異常な執着心と、代々受け継がれる業の深さを再確認できた、寒すぎる秋のひとときでした。



さて、また1週間の始まりです。
娘は朝から学校に行きたくないと泣いてました。
勉強がお嫌いなようです。笑

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