みなさん、こんにちは!
先日、チェコ最高峰(標高1,603m)の「ズネジュカ山(Sněžka / スニェシュカ山)」に登ってきました。
出発前、旦那は「ちょっとしたハイキングだよ〜♪」なんて軽いノリで言っていたのですが……
普通にガチの登山です。完全に騙されました。
私、登り坂が大嫌いなんですよ。 しかも今回歩かされたルートって、ほぼ休みなしのノンストップ登坂&無限の階段地獄だったんです!
スタート直後から体力化物の旦那と娘はひょいひょい先へ登っていってしまい、私はただ一人、寂しく自分との戦いへ……。
山頂までの約5時間、私の心の中を占めていたのは感動でも何でもなく、荒れ狂う「怒り」だけでした。
絶対に楽しくない。
なぜ人はわざわざ山に登りたがるんだ?理解不能。
「山頂の景色」?そんなもんどーーーーでもよい!!
「自分で上がってみる景色の達成感」?まったく求めてない!!
ケーブルカー(ロープウェイ)で上がってみても景色は同じじゃん!!
ずーーーーーーーっと登り坂に対する怒りしかなく、リラックスなんて程遠い状態でした(笑)。
途中で周りを見渡すと、「どこまで登るんだよ!」と揉めている家族やカップルを何組か見かけたので、私のこの感覚は至極まともで普通だと思います。初心者が軽い気持ちで足を踏み入れてはいけない山です(旦那の「ハイキング」の基準がおかしい)。
あとから知ったのですが、私が歩いたのは「緑ルート(Obří důl / オブジー・ドゥール谷経由)」というコースでした。
登山口: ペツ・ポド・スニェシュコウ(Pec pod Sněžkou)
標高差: なんと約850メートル超を自分の足でひたすら登る!
前半(天国エリア): 川のせせらぎを聞きながら優雅にお散歩。「あ、緑が綺麗でいいコースじゃん♪」と完全に油断させてくるトラップ。
後半(果てしない岩場階段エリア): 谷のどん詰まりから木々が消え、目の前に不揃いな「岩の階段」がどこまでも立ちはだかる。
絶壁をよじ登るわけではなく、急斜面に作られたゴツゴツした不揃いな岩の段差を、直射日光を浴びながらただひたすら上へ上へと登らされる地獄仕様。一歩一歩足を踏み出すたびに、「なぜ私はチェコの山奥で岩の階段を登っているんだ……?」という怒りがフツフツと湧き上がってきます。
一人でハァハァ言いながら登っていると、すれ違う親切なチェコ人(4人くらい)から、
「一人でここを登ってるなんて、相当な山好きで、でもレベルを知らずに来ちゃったのね。大丈夫……?」
みたいな感じで見守られ、励まされました。みなさんの優しさだけは心から感謝です(笑)。
50m歩いては、一休みしてほかの方の4倍くらいの時間をかけて登っていた
アジア人一人。
男性のグループに「もうすぐ山頂だよ!がんばれ!」と励まされて見せられた山頂。
……いや、まだ遠すぎて目眩がするわ!!(笑)
頭がおかしくなりそうなきつさ。笑
「ここが山頂か!?」と思ったら、富士八合目(行ったことないけど)みたいな途中の峠(Obří sedlo)で、ロープウェイに乗って帰るためだけに、ここからさらに山頂へ向けて登り続けなければいけないという現実に相当絶望しました。
しかもロープウェイ乗り場の手前には、見上げるような直登の「エグい岩場階段」が……! 「絶対にあんな壁みたいな階段登らん!!」と全力で拒否し、少し遠回りになる迂回ルート(トラバース道)へ逃げました。
……が、遠回りしたからといって楽になるわけでもなく、ただただ登り坂の歩行距離が伸びて遠回りさせられているだけという事実に気づき、やっぱりイライラ(笑)。
途中で引き返すこともできず、登るしかなく……。
ようやく辿り着いた山頂で、チェコとポーランドの国境を越え、眼下に広がるポーランドの大パノラマを見下ろした瞬間の私の感想。
「……うん、何も響かないな。」
自分でも驚くほど、心に何一つ響きませんでした。本当に山登りに向いてない(爆)。
肉体の苦痛と戦っているだけです。
行ったことはないけど、やばいです。
なんとか迂回ルートで登り切り
マジで怒り心頭な私。
感じないものなんだなって知りました。
はい、心も体も麻痺です。笑
ところで、今回の登山で一つ大きな気づきがありました。
娘が生まれてからの4年間、激しい夜泣きに毎日付き合わされ、自分のメンタルの限界を通り越して超越した精神世界に到達し、「私は怒りという感情を手放した」と思ってたんですよ(笑)。
でも違いました。
登山中、ふつふつと湧き上がる怒りによって、私の中で静かに眠っていた「毒」が完璧に目を覚ましました。
怒りの感情、ちゃんと残ってたよ!! 私の中の毒を呼び覚ましてくれてありがとう、ズネジュカ山!!(笑)
みなさんも、自分の忍耐力を試したい時、あるいは眠っていた怒りを呼び覚ましたい時は、ぜひ緑ルートから「ハイキング感覚」でズネジュカ山に挑んでみてくださいね!(※私は二度と登りません&帰りは絶対ロープウェイをおすすめします!)
チェコ人友人数名に「旦那が「ズネジュカ山」にハイキングに行こうってついて言ったら大変な目にあった」って言ったら、「ハイキング!!!旦那さんヤバイ!」って爆笑して「あれば登山だよ」って言われます。










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