またもやクロアチアへ

今年もやってきました、恐怖の長い夏休み……。

ただでさえ長いチェコの夏休みなのですが、なんと今年は娘の学校で校舎の増築工事が入ることになり、休みが1週間も前倒しに!元から長いのに、さらに休みが伸びるというまさかの展開になりました……(白目)。

そんな我が家の今年の夏休みも、ここ3年ほどすっかりハマっているクロアチアの「トロギール(Trogir)」へ!

実は前回、途中で前泊しようと2泊分予約していた宿が、直前になってまさかの宿都合で突然キャンセルされるというトラウマ級の事件がありまして……。もう途中で1〜2泊の宿を取るのが怖くなってしまったため、今年は「一気にクロアチアの目的地まで走り切る」というスパルタ作戦を決行することになりました。

朝4時に起きて、朝5時に出発。 私が途中で少し運転を交代しながら走れば、12時間後には目的地に着くはず……。

いやいや、長すぎ!!遠すぎ!! 内陸国チェコ、海までの道のりが果てしなさすぎます……!!考えるだけでぐったりします。。。。

今回もトロギールに7泊の滞在です。ほぼ同じエリア。
しかも、直前に決めたのに海沿いの宿が取れてラッキーでした。
7月の頭はまだ本シーズンではないので
取りやすいのかも。

 そして今回ももちろん、我が家は「自炊メイン」!

車の中には、大量の調味料、パスタ、パスタソースなどがこれでもかと積み込まれています。

「せっかくの旅行なのに自炊!?」と思われるかもしれませんが、チェコ人にとって「トランクいっぱいに食材を詰めてクロアチアに車で乗りつけ、現地で自炊する」というのは、古くから伝わる伝統的な夏休みのスタイル(笑)。

実はこれにまつわる伝説の事件があるのをご存じでしょうか?

時は2008年。自国のレストランでお金を落とさず、家から持ってきたパテ(Paštika)やパン、ソーセージばかり食べているチェコ人観光客に痺れを切らしたクロアチア政府が、なんと「肉製品・乳製品の持ち込み禁止令」を出したのです!

しかも厳しいルールとして「個人消費を超える量」の食料品全般に税関チェックが入るとされたため、チェコ人からすると「トランクに詰めていくパテもソーセージも、チーズもスナックも、全部国境で没収されるかもしれない」という、まさに絶望的な事態でした。

実質的な「チェコ人の自炊封じ」だったわけですが、これにチェコ人が大激怒。

「そこまでして自分たちの食べ物を否定するなら、もうクロアチアなんて行かない!!」と、チェコ国内で大規模なキャンセルラッシュ&ボイコット運動が勃発しました。

チェコ人観光客が一斉に押し寄せなくなる恐怖に青ざめたクロアチアの観光業者やホテル界隈が大慌てした結果、クロアチア政府は発令からわずか1週間ほどで「半年の延期(※のちに事実上の撤回)」を発表せざるを得なくなったのです(笑)。

歴史的に見ても、チェコ人の「旅行先での自炊魂」は国を動かすほど筋金入りなのです!

(※もちろん完全自炊というわけではありませんが、ハイシーズンのクロアチアのレストラン価格は本当に恐ろしいお値段ですからね……。自炊するのはお財布を守るための賢い知恵なのです!)

私たちはトランクのスペースの関係でビールや肉製品は買っていかないけど
昔、若いころ海辺に行くときはビールもチェコのピルスナービール持ち込みでした。笑

さて、順調にチェコを出発し、オーストリアのリンツあたりから私が運転を交代することに。

ですが……ここで大問題が発生します。 何を隠そう、私、「1年に1回」しか運転しない超ペーパードライバーなのです。

そのため、高速道路の複雑な分離帯や分岐があると一瞬で混乱してしまいます。

旦那と運転を交代するために途中で寄った大型ガソリンスタンドが、高速道路からグネグネと複雑に入り組むタイプだったのですが、ガソリンを入れ終わっていざ出発!という時に、どっちの道へ出ればいいのか完全に分からなくなってしまいました。

ぐるぐる迷う私に、助手席の旦那は激怒。 後ろに乗っていた娘からは「ママ、よく運転免許取れたね!」と容赦ないツッコミが入る始末……。

(※娘よ、ママは日本でちゃんと教習所に通って免許取ったんだよ……? その時の路上試験も合格ラインぎりぎりだったけどね!!汗)

そんな私が、時速130kmで飛ぶように流れるヨーロッパの高速道路を走るのがどれだけ怖いか……!! ハンドルを握る手には汗びっショリでした(涙)。

なんとか無事にトラブルを乗り越え、目指すは輝くクロアチアの海! 今年も家族のドタバタ劇とともに、怒涛の夏休みがスタートしました。

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